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堀 映画版もテレビ版も、「海猿」では、本当に水中シーンの多さ、リアリティを堪能させてもらっています。
実際の水中撮影は、いろいろな苦労があったみたいですね?
金城さん これまでの映画第一弾もテレビ版も大変でしたけど、今回の映画第二弾の撮影で苦労したのは、特に海ですね。
この作品では、CGを使っています。このCGというのは、作品づくりにはいいのですが、実際の撮影に関しては、本当に大変なのです。
例えば実物の大型船を沈めることができない場合、海のシーンを撮って、それをCGと合成するという作業が必要になります。
つまり実際に海のシーンを撮る際は、そこに船がない状態で撮らなければならないのです。
何も目標物がないところに向かって潜っていったり、目の前にあると仮定して、動きをしなければならない。
海の中には立ち位置や動き方を決めるマーキングなどもなかなか付けられないですからね。
水中での動きは、僕から役者さんたちに指示を送るのですが、何もないところでの動きの指示というのが、非常にむずかしく、
個々の役者さんたちに動いてもらうということはもちろん、集団での動きの時など合わせるのが本当に大変でした。
堀 プールでの船内の撮影も大変そうでしたね。
金城さん セットの狭いところを行ったり来たりしましたからね。
終わった後で、ゲージなどを見てみるとキズだらけなんですよ。
これは僕だけじゃなくて役者さんたちの器材も含めて。
階段などセットにバンバン当たりましたからね。
特に僕は、本番のときには、セットの狭い隙間などに逃げ込むなどしていましたから器材のぶつけ方はすごかったですね。
でもゲージが壊れて、動かなくなったということは、一度もなかったですね。
実は、セットがいきなりずれたことがあったんです。その時は、鉄骨とセットにゲージが挟まれてしまいました。
『あちゃ〜、これはイッたな』と思ったのですが、それでも大丈夫だったんです。全く問題なく動いていましたよ。 |
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堀 映画の第一弾でも、呉でのトレーニングで、レギュレータやBCJなど器材を背負ったまま、
階段を登ったり、腕立てふせをしたりするシーンがありましたよね。
ゲージはどうしてもブラブラしてしまうので、けっこう当たっているのだろうなと思いました。
水の中は、水の抵抗で衝撃が弱まるのですが、陸上は直接来ますからね。計器にかかる衝撃は大きいですよね。
TUSAでは、そういう使われ方、ぶつかり方を標準とはしていないのですが、それでも想定しないわけではありません。
可能性としてはあるから、それにも耐えうるだけの余裕、マージンを取って開発しています。
金城さん そんな感じで、どんなに当てても普通に動いていたので、ぜんぜん気にしなくなってしまいました。
僕にとってゲージは「気にしないでもちゃんと動く」というのが大前提なんです。
そして、それにしっかりと応えてくれる耐久性・信頼性こそが、ゲージにもっとも求められる要素だと思うのです。
堀 僕らにとっても、そんな使い方でも『何ともなかったよ』と言ってもらえるのが、一番うれしいですね。
金城さん あと、細かい変な注文にも、ずいぶん応えてもらいましたね。
見た目は一緒だけどノーマルより高圧値を下げているファーストステージや、
極端に短い高圧ホースや逆に1m以上もある長い中圧ホース、針を固定した水深計など。
撮影って生き物だから、旬を逃してしまうと撮れない。そんなときにもTUSAさんはすぐ対応して作ってくれたので、本当に助かりました。
堀 TUSAには、開発からメンテナンスまでスタッフが大勢揃っているので、すぐに試して対応できるのです。
金城さん 「海猿」にとってTUSAの器材は、撮影の安全対策のためだけではなくて、演出に一役買う小道具としても本当に有用でした。 |
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